青山大人

青山 大人
あおやま やまと
生年月日 (1979-01-24) 1979年1月24日(45歳)
出生地 日本の旗 茨城県土浦市真鍋新町
出身校 慶應義塾大学経済学部卒業[1]
前職 茨城県議会議員
所属政党 (民主党→)
民進党→)
(希望の党[1]→)
(旧国民民主党→)
立憲民主党(泉G
公式サイト 衆議院議員 青山やまと

選挙区 比例北関東ブロック茨城6区
当選回数 2回
在任期間 2017年10月22日[2] - 現職

選挙区 土浦市選挙区
当選回数 2回
在任期間 2007年1月8日 - 2014年12月3日
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青山 大人(あおやま やまと、1979年1月24日[3] - )は、日本政治家。立憲民主党所属の衆議院議員(2期)、立憲民主党茨城県連代表[4]、青年局長兼務の副幹事長[5]

経歴・人物

茨城県土浦市真鍋新町出身[6]土浦市立土浦第三中学校茨城県立土浦第一高等学校慶應義塾大学経済学部卒業。

大学卒業後は、厚生大臣を務めた丹羽雄哉の議員秘書を経て、2006年12月10日に行われた茨城県議会議員選挙に立候補して初当選(就任は2007年1月8日)。2010年再選[6]。民進党茨城県連副会長も務めた[1]

2014年の第47回衆議院議員総選挙茨城6区から民主党公認で立候補したが、自由民主党現職の丹羽雄哉に敗れ、比例も次点に終わった。落選中は警備員などのアルバイトで生計を立てていた[7]

2017年の第48回衆議院議員総選挙では直前の民進党の希望の党合流に関して当惑の色を見せたが[8]、再び茨城6区から希望の党公認で立候補。自民党新人の国光文乃に敗れるも、惜敗率94.33%で比例復活となり初当選した[1][9]

2018年5月7日、民進党と希望の党の合流により結党された国民民主党に参加、同党所属の国会議員となった[10]

2020年9月3日、国民民主党と立憲民主党の合流により結党される新党に参加する国会議員の募集が締め切られ、青山の参加が決定した[11]。9月10日に行われた新「立憲民主党」の代表選挙では泉健太の推薦人に名を連ねた[12]

2021年10月13日、日本共産党は次期衆院選に向け、立憲民主党と競合する22の選挙区で候補者を取り下げる方針を発表。その中には茨城6区も含まれ、田谷は立候補を見送り、野党一本化が実現した[13][14]。10月31日の第49回衆議院議員総選挙に立憲民主党公認で立候補。国光に敗れるも、比例復活により再選[15][16]枝野幸男代表の辞任に伴う代表選挙(11月30日実施)では泉健太の推薦人に名を連ねた[17]

2022年茨城県議会議員選挙においては茨城6区内の対自民候補の応援に回り、つくば市民ネットワークから新人が1議席獲得した他、無所属候補が議席獲得する等、各選挙区では自民現職落選が見られた[18][19]。他方で、「子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟」でつながりのある神谷宗幣との個人的関係からか、6区外の参政党候補の応援も行った[20][21]

政策

子どもへのCOVID-19ワクチン接種に慎重

  • 青山は、子どもへの新型コロナワクチン(COVID-19ワクチン)には慎重論をとり、また、政府へいわゆるコロナワクチン後遺症の治療研究も検討するよう提言している[25][21]
  • 2020年11月13日衆議院外務委員会で青山は、通常のワクチン開発にかかる年月よりもかなりの短期間で開発、国内承認が進む、海外製ワクチンの安全性に警鐘を鳴らし、また海外ワクチン購入後に大量に余って国内廃棄した2009年の事例にも触れ、海外製ワクチン購入額よりも国産コロナワクチン生産体制に予算を増額し、国産開発に注力するよう政府へ提言した[26]
  • 2022年2月9日衆議院予算委員会では、成人後の免疫系への影響が不明で慎重姿勢が求められる5歳から11歳の子どもへのワクチン接種に対し、公的勧奨と努力義務[27]を付することにつき国会で殆ど審議されずに接種体制が政府により急速に準備されていることを指摘、子どもへの接種について北欧の慎重な政策や、基礎疾患ある子どもに努力義務を限定する英独の合理的な政策、青山が相談を受けたCOVID-19ワクチンで寝たきりになった人などを例示し、厚労大臣へ慎重検討を求めた[28]。翌日に開かれた厚生労働省の分科会では、当初、小児(5 - 11歳)用ワクチンのオミクロン株への効果と安全性のデータが不足していたため、予防接種法に基づく努力義務は適用されなかったが[29][30][31]小児用ワクチンのオミクロン株への効果と安全性が示されたとして、政府は2022年9月上旬頃から5 - 11歳を含む全世代に努力義務とすることになった[32][33][34][35][36]
  • 2022年9月20日、参議院議員会館で開かれた「子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟」の総会に参加し、川田龍平(立民)、須藤元気神谷宗幣(参政)らと5 - 11歳のワクチン接種の「努力義務」を撤回する提言を厚労省に提出した[37][21]。総会には河村たかし名古屋市長と、南出賢一泉大津市長もリモートで参加し、ワクチン後遺症について訴えた[37][21]
  • 2023年2月19日、つくば市で開催された反ワクチンマスク団体の講演会に祝電を送り、読み上げられた[38][39]。講演会では「マスク着用やデジタル社会が子供の脳の発達に影響を与える」「マスクを着けていると子供は発育過程で『出っ歯』『面長』になる」などといった内容が話され、登壇して挨拶した議員も複数いた[38][40][41]。青山は取材に対し、「地元の知り合いから祝電を頼まれ、茨城県などが後援になっていたので、問題ないと思った。私は以前から国会内外でワクチン接種による副反応被害の救済や体育授業でも一律に要求される子どもたちのマスクを外す活動をしていますが、『みんなで学ぼう会』に関わったりはしていない。同会の詳細は知らないが、私自身は根拠のない極端な主張や陰謀論等を支持する立場ではない」と回答している[38]

議員連盟

  • 子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟[21]

脚注

  1. ^ a b c d “候補者紹介 青山大人”. 読売新聞. 2017年10月29日閲覧。
  2. ^ “国会議員の任期満了日等”. 鳥取県公式サイト. https://www.pref.tottori.lg.jp/178443.htm 2021年8月18日閲覧。 
  3. ^ 青山大人 (あおやまやまと) | 選挙ドットコム
  4. ^ cdpibaraki (2019年3月7日). “役員構成 | 立憲民主党 茨城県総支部連合会”. cdp-ibaraki.jp. 2022年8月27日閲覧。
  5. ^ “立憲民主党 役員一覧”. 立憲民主党 (2023年1月17日). 2023年2月23日閲覧。
  6. ^ a b 青山大人 公式ホームページ プロフィール
  7. ^ 東京新聞 <衆院選>候補者の横顔 6区 2017年10月18日2018年6月16日閲覧。
  8. ^ “<衆院選>希望合流に激震 民進困惑「移籍」意向も”. 東京新聞. 2017年10月29日閲覧。
  9. ^ 青山氏、うれし涙 6区茨城新聞 2017年10月23日
  10. ^ “国民民主党、結党大会を開催”. Qnewニュース. (2018年5月7日). https://qnew-news.net/news/2018-5/2018050702.html 2018年5月22日閲覧。 
  11. ^ “県選出国会議員、4人で船出 合流新党 国民・浅野県連代表は不参加:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web (2020年9月7日). 2020年9月7日閲覧。
  12. ^ “【合流新党】国民・泉政調会長の推薦人名簿”. 産経新聞. (2020年9月7日). https://www.sankei.com/article/20200907-3PCJAVYSGRJP5AHKTLEP7FXGNA/ 2021年11月4日閲覧。 
  13. ^ 佐野格 (2021年10月13日). “共産党、22選挙区で候補取り下げ 野党一本化目的に”. 毎日新聞. https://mainichi.jp/articles/20211013/k00/00m/010/231000c 2021年11月3日閲覧。 
  14. ^ “共産・茨城6区 田谷氏出馬取り下げ 野党候補「一本化へ」”. 茨城新聞. (2021年10月14日). https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16341359056927 2021年11月5日閲覧。 
  15. ^ “衆議院選挙2021 茨城(水戸・日立など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
  16. ^ “【2021年 衆院選】北関東ブロック(比例区)開票速報”. 衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト. 朝日新聞社. 2021年11月18日閲覧。
  17. ^ “立憲代表選、4陣営の推薦人は計90人 国会議員の7割固まる”. 朝日新聞. (2021年11月19日). https://www.asahi.com/articles/ASPCM46VPPCMULEI002.html 2021年11月19日閲覧。 
  18. ^ “自民が保守王国・茨城の県議選で苦戦 県連幹事長ら現職10人が落選:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年12月12日). 2022年12月17日閲覧。
  19. ^ “《連載:22茨城県議選 検証》(上) 自民・公明 逆風で苦戦、現実に 現職「看板」が裏目(茨城新聞クロスアイ)”. Yahoo!ニュース. 2022年12月17日閲覧。
  20. ^ “茨城県議選 記者座談会 国政野党、対決構図つくれず 自民は反知事派の台頭も:東京新聞 TOKYO Web”. 東京新聞 TOKYO Web. 2022年12月17日閲覧。
  21. ^ a b c d e “子供へのワクチン接種の「努力義務」撤回と 5歳未満の子どもへの接種の見送りを超党派議連が要望|子どもへのワクチン接種を慎重に考える会(JACVC)のプレスリリース”. @Press (2022年9月26日). 2023年2月23日閲覧。
  22. ^ a b c d e f g 2017衆院選 朝日東大谷口研究室調査
  23. ^ “青山大人 立憲民主党 衆議院議員【緊急特集 全国会議員に聞く「どうするのかコロナ危機」】”. 農政. 2021年10月18日閲覧。
  24. ^ “政策 衆議院議員青山やまと”. www.aoyamayamato.net. 2021年10月18日閲覧。
  25. ^ “新型コロナワクチン後遺症治療や研究に関する質問主意書”. www.shugiin.go.jp. 2023年2月25日閲覧。
  26. ^ “衆議院インターネット審議中継”. www.shugiintv.go.jp. 2023年2月25日閲覧。
  27. ^ “今回のワクチン接種の「努力義務」とは何ですか”. 厚生労働省. 2022年2月4日閲覧。
  28. ^ “衆議院インターネット審議中継”. www.shugiintv.go.jp. 2023年2月25日閲覧。
  29. ^ “なぜ小児(5~11歳)の接種は「努力義務」が適用されていないのですか。”. 厚生労働省. 2022年2月18日閲覧。
  30. ^ “子どもの感染拡大 ワクチン“努力義務”は外す 最新情報は”. NHK (2022年2月10日). 2022年2月18日閲覧。
  31. ^ “5~17 歳の小児への新型コロナワクチン接種に対する考え方” (PDF). 日本小児科学会 (2022年8月10日). 2022年8月11日閲覧。
  32. ^ “オミクロン株対応のワクチン接種 10月中旬以降に開始へ 厚労省”. NHK (2022年8月8日). 2022年8月8日閲覧。
  33. ^ “オミクロン株対応ワクチン、10月半ばにも 5~11歳にも努力義務”. 朝日新聞 (2022年8月8日). 2022年8月9日閲覧。
  34. ^ “2022年10月5日 薬事・食品衛生審議会 医薬品第二部会 議事録”. 厚生労働省 (2022年10月5日). 2022年12月11日閲覧。
  35. ^ “新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保について” (PDF). 厚生労働省 (2022年10月12日). 2022年12月11日閲覧。
  36. ^ “5歳以上の全てのお子さんへの新型コロナワクチン接種を推奨します” (PDF). 新潟県医師会. 2022年12月11日閲覧。
  37. ^ a b “「子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟」の提言”. みんなで学ぼう会 (2022年9月24日). 2023年2月23日閲覧。
  38. ^ a b c “反ワクチン陰謀論団体のイベントを県や市が後援、総務政務官など議員の登壇も”. やや日刊カルト新聞 (2023年2月22日). 2023年2月22日閲覧。
  39. ^ “2月19日 脳科学から見る『心とカラダを育む子育て』 講演会 つくば市の後援承認されました。”. みんなで学ぼう会のブログ (2023年1月25日). 2023年2月22日閲覧。
  40. ^ “『脳科学から見る 心とカラダをはぐくむ子育て』講演会 報告”. みんなで学ぼう会のブログ (2023年2月22日). 2023年2月22日閲覧。
  41. ^ “2023年2月19日(日) みんなで学ぼう 講演会”. みんなで学ぼう会. 2023年2月22日閲覧。

外部リンク

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