虎牙将軍

虎牙将軍(こがしょうぐん)は、古代の中国にあった将軍号の一つである。いわゆる雑号将軍で、常設の官ではない。

虎牙将軍の人物

  • 田順 - 前漢本始2年(前72年)任。本始3年(前71年)自殺[1]
  • 王邑 - 前漢。居摂2年(7年)任[2]初始元年(8年)の王朝交代まで[3]
  • 藺苞 - 始建国3年(11年)任[4]
  • 宗成 - 新の末期(23年頃)に自称[5]
  • 劉順 - 新の末期。更始元年(23年)、更始帝により任。更始2年(24年)の更始帝の死まで[6]
  • 蓋延 - 後漢。「虎牙大将軍」ともいう。建武元年(25年)任。建武11年(35年)見。建武15年(39年)死。
  • 鮮于輔 - 三国時代の魏。文帝(在位220年 - 226年)初年に任[7]
  • 賀質 - 三国時代の呉[8]

関連項目

脚注

  1. ^ 班固漢書』匈奴伝第64上。ちくま学芸文庫版『漢書』7、588-589頁。
  2. ^ 『漢書』翟方進伝第54。ちくま文庫版『漢書』7、159頁。
  3. ^ 『漢書』翟方進伝第54。ちくま文庫版『漢書』7、167-168頁。
  4. ^ 『漢書』匈奴伝第64下。ちくま文庫版『漢書』7、634-635頁。
  5. ^ 范曄後漢書』隗囂公孫述列伝第3。
  6. ^ 『後漢書』宗室四王三侯列伝第4。
  7. ^ 陳寿三国志』魏書、二公孫陶四張伝第8。『正史三国志』2、80頁。
  8. ^ 陳寿『三国志』呉書、賀全呂周鍾離伝第15で、裴松之の注が引く『会稽典録』に記す。『正史三国志』7の361頁。

参考文献