硝子軟骨

硝子軟骨(しょうしなんこつ、ガラスなんこつ、: hyaline cartilage)とは関節軟骨(フランス語版)骨端板肋軟骨(英語版)、気管軟骨、喉頭軟骨などを構成する軟骨。硝子軟骨の基質はゲル状であり、その約70%は電解質を含む水分で構成されている。軟骨細胞は基質中の軟骨小腔内に存在する。

特徴

  • 肋軟骨、関節軟骨、気道軟骨等で観察される。また、発生段階において一時的に存在する硝子軟骨もあり、後に軟骨内骨化によって骨に置き換えられる。
  • 血管が存在しない。
  • Ⅱ型コラーゲンを含む。
  • 軟骨膜に囲まれる。
  • 耐圧性はあるが弾力性は殆ど無い。

参考文献

  • 日本獣医解剖学会編集 『獣医組織学 改訂第二版』 学窓社 2003年 ISBN 4873621135
  • 内山安男 『組織細胞生物学』 南江堂 2006年 ISBN 4524236767 

関連項目

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