旧高岡共立銀行本店
旧高岡共立銀行本店 | |
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情報 | |
用途 | 銀行 |
設計者 | 田辺淳吉 |
管理運営 | 高岡共立銀行→北陸銀行→富山銀行→高岡市 |
竣工 | 1914年(大正3年)12月 |
所在地 | 〒933-0928 富山県高岡市守山町22 |
座標 | 北緯36度44分47秒 東経137度00分36秒 / 北緯36.7465223度 東経137.0100572度 / 36.7465223; 137.0100572 |
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旧高岡共立銀行本店(きゅうたかおかきょうりつぎんこうほんてん)は、富山県高岡市にある歴史的建造物。1914年(大正3年)12月に高岡共立銀行本店として建てられ、のちに富山銀行本店として使用された赤レンガ建築で、赤レンガの銀行として知られる。
概要
1914年(大正3年)12月に高岡共立銀行本店として建てられた[1]。擬ルネッサンス様式の建物で、屋根は銅板葺きである。その後は北陸銀行高岡支店、1964年(昭和39年)11月からは富山銀行本店として使用された[2]。
建物の設計は、東京駅を設計した辰野金吾の監修のもと、清水組の田辺淳吉が担当した。建物が建つ守山町は、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている「山町筋伝統的建造物群保存地区」の一画である。この建物も山町筋の景観を構成する伝統的建造物に特定されており、市民より「赤レンガの銀行」として親しまれていた[3]。
2014年(平成26年)12月25日には、建築から100年を迎えた[4]。『富山の建築百選』および『とやまの近代歴史遺産百選』にも選ばれている[1]。2019年(令和元年)11月の富山銀行本店移転に伴い[5][6]、建物は2021年(令和3年)1月29日に高岡市に無償譲渡され、市が2020年度より2年かけ、建物の診断および価値検証を行うとともに、活用方法を検討することとなった[7][8]。その後の建物診断では、大地震で倒壊の恐れがあり、大規模な耐震補強工事には、工法の違いにより3億5千万から5億円程がかかるとされた[9][10]。また、施設活用案として、交流・展示施設や飲食・物販施設などの利用も考えに入れ検討していくとした[10]。
脚注
- ^ a b 北日本新聞 2016年5月12日付28面『ズーム 富山銀行本店』より
- ^ 富山銀行60年史(2015年(平成27年)2月、富山銀行発行)73ページ
- ^ 高岡市観光ポータルサイト たかおか道しるべ. “赤レンガの銀行(富山銀行本店)”. 公益社団法人高岡市観光協会 高岡市観光交流課. http://www.takaoka.or.jp/viewpoint/archives/871 2014年4月30日閲覧。
- ^ “赤れんが本店100歳 富山銀、内部改装も検討”. 北日本新聞. (2014年12月26日). http://webun.jp/item/7148279 2015年4月17日閲覧。
- ^ 『本店移転新築「発展への城」富山銀が地鎮祭』北日本新聞 2018年1月23日5面
- ^ 『コンサル強化 成長狙う 富山銀新本店オープン』北日本新聞 2019年11月26日6面
- ^ 『撮れたて富山 赤レンガ 大正の面影 旧富山銀行本店探訪』北日本新聞 2020年8月10日5面
- ^ 『「赤レンガの銀行」譲り受け 高岡市 外壁亀裂や漏水確認』北日本新聞 2021年2月9日4面
- ^ 『商都の象徴耐震不足 「赤レンガの銀行」富山銀旧本店』北日本新聞 2021年4月27日24面
- ^ a b 『「赤れんがの銀行」で高岡市方針 装飾保存し民間活用 飲食や物販施設想定』北日本新聞 2022年4月20日34面
関連項目
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