日野・A05Cエンジン

A05Cエンジンは、日野自動車が製造するディーゼルエンジンである。同社の中型トラック「レンジャー」、大型路線バス「ブルーリボン(2代目)」ハイブリッド車)、大型観光バス「セレガ」(9m車、2DG/2KG車以降)、中型観光バス「メルファ」(2DG車以降)並びにいすゞ自動車の大型路線バス「エルガハイブリッド(2代目)」、大型観光バス「ガーラ」(9m車、2DG/2KG車以降)、中型観光バス「ガーラミオ」(2DG車以降)に搭載されている。

概要 

2015年に登場。

  • 内径112mm×行程130mmの直列4気筒(排気量5,123cc)、SOHC4バルブ式である。

2022年3月HC-SCR車において排気ガス性能の劣化耐久性試験においてデータ不正が発覚し、出荷を停止した。1951年道路運送車両法施行後初の型式指定の取り消しとなった[1][2]。同年8月にも尿素SCR車でも不正が発覚し、出荷停止となった[3]

ラインアップ 

すべてインタークーラーターボ付きである。A05C-K1は電動機との併用によるハイブリッド方式である。

関連項目 

脚注

  1. ^ 日野自動車、排ガスデータ改ざん 最大11万台基準満たず - 日本経済新聞 2022年3月4日
  2. ^ 日野自動車エンジン型式取り消し 国交省、排ガス不正で - 日本経済新聞 2022年3月29日
  3. ^ 日野自動車エンジン不正、03年以前から 対象56万台に - 日本経済新聞 2022年8月2日
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