『レッツ・トーク・アバウト・ラヴ』(英: Let's Talk About Love=愛を語ろう)はセリーヌ・ディオンの通算23枚目、英語盤では5枚目のアルバム。1997年11月15日発売。
アルバム概要
大ヒットした前作『FALLING INTO YOU』に続く新作としてリリースされた。レコーディングはロンドン、ロサンゼルス、ニューヨークにもおよび、スペシャルゲストとして「愛を伝えて〜Tell Him」でバーブラ・ストライサンド、「イモータリティ」でビージーズ、「アイ・ヘイト・ユー・ゼン・アイ・ラヴ・ユー」でルチアーノ・パヴァロッティらと共演している。また「ザ・リーズン」でキャロル・キングとジョージ・マーティン、「レッツ・トーク・アバウト・ラヴ」でブライアン・アダムス、「トリート・ハー・ライク・ア・レディ」にレゲエの要素を加えたジャマイカ人の歌手のダイアナ・キングなどの音楽家も参加している。名前が示すとおりこのアルバムのテーマは愛である。しかし「ホエア・イズ・ザ・ラヴ」や「レッツ・トーク・アバウト・ラヴ」からもわかるように、主に「兄弟愛」に視点が置かれている。
このアルバムで最もヒットしたシングルはバラード「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」である。ジェームズ・ホーナー作曲、ホーナーとウォルター・アファナシエフのプロデュースで、1997年の超大作映画『タイタニック』に愛のテーマとして使用されて以降、世界中のほとんどの国でヒットチャートを付け、ディオンの代表曲になった。アカデミー歌曲賞やグラミー賞最優秀楽曲賞などさまざまな賞を受賞した。
当初13曲目には「Is Nothing Sacred」(作詞・作曲ジム・スタインマン)が収録される予定であったが、なんらかの事情から「ホエア・イズ・ザ・ラヴ」に変更されている。そのため、早くに製作されたアジア地域の告知ポスター上の収録曲では「Is Nothing Sacred」が印刷されていた。またアルバムのタイトルも、当初は1曲目の「ザ・リーズン」を、そのままアルバム名とする予定であった。
このアルバムにはカバー曲が多数含まれている。
- 「トリート・ハー・ライク・ア・レディ」(ダイアナ・キング)
- 「ラヴ・イズ・オン・ザ・ウェイ」(ビリー・ポーター)
- 「ホエン・アイ・ニード・ユー」(レオ・セイヤー)
- 「アイ・ヘイト・ユー・ゼン・アイ・ラヴ・ユー」(ミナ)
- 「レッツ・トーク・アバウト・ラヴ」(ジャン=ジャック・ゴールドマンのフランス語曲「Puisque Tu Pars」の英語版)
- 「アマール・アシエンド・エル・アモール」(ビリー・マンの「You Only Love Once」のスペイン語版)
セリーヌ・ディオンはこのアルバムとそのシングルによってグラミー賞、アカデミー賞、アメリカン・ミュージック・アワード、ビルボード・ミュージック・アワード、ワールド・ミュージック・アワードなど多数の賞を受賞。またライブツアー「Let's Talk About Love Tour」も敢行した 。
収録曲
アジア限定ツアー版ボーナスCD |
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# | タイトル | 作詞・作曲 | 時間 |
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1. | 「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」(リッチー・ジョーンズ・ミックス) | ホーナー、ジェニングス | |
2. | 「トゥ・ラヴ・ユー・モア」(トニー・モラン・ミックス) | フォスター、マイルズ | |
3. | 「ビー・ザ・マン」(カラオケ・ヴァージョン) | フォスター、マイルズ | |
4. | 「ユニゾン」(リミックス) | アンディ・ゴールドマーク、ブルース・ロバーツ | |
5. | 「ラヴ・キャン・ムーヴ・マウンテンズ」(ライヴ・フロム・À l'Olympia) | ダイアン・ウォーレン | |
発売日
地域 | 日付 | レーベル | 規格 | 品番 |
オーストラリア | 1997年11月14日 | ソニー・ミュージック、エピック、550 | CD | 4891592 |
日本 | 1997年11月15日 | ソニー・ミュージック・ジャパン、エピック、550 | ESCA-6877 |
ヨーロッパ | 1997年11月17日 | ソニー・ミュージック、コロムビア | 4891592 |
アメリカ | 1997年11月18日 | エピック、550 | 68861 |
カナダ | ソニー・ミュージック、コロムビア |
アジア | 1999年1月18日 | 2CD | 4891592 |
ヨーロッパ | 2009年8月2日 | 88697593672 |
参考文献
- ^ “Let's Talk About Love: The Singles - Celine Dion”. The Power of The Music. 2012年2月28日閲覧。
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スタジオアルバム | |
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ライブアルバム | - 『セリーヌ・ディオン・アン・コンセール』
- 『ア・ロランピア』
- 『パリ・ライヴ』
- 『オ・クール・デュ・スタード』
- 『ア・ニュー・デイ…ライヴ・イン・ラス・ヴェガス』
- 『Taking Chances ワールド・ツアー:ザ・コンサート』
- 『セリーヌ・ユヌ・スール・フォワ/ライヴ2013』
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ベストアルバム | フランス語 | - 『デュ・ソレイユ・オ・クール』
- 『レ・プリュ・グラン・スクセ・ド・セリーヌ・ディオン』
- 『レ・ワゾー・デュ・ボヌール』
- 『レ・シャンソン・アン・オル』
- 『ザ・ベスト・オブ・セリーヌ・ディオン』
- 『レ・プレミエールズ・アネ』
- 『ゴールド・ボリューム1』
- 『ゴールド・ボリューム2』
- 『生きるために』
- 『ザ・コレクション1982–1988』
- 『ジ・アーリー・シングルス』
- 『オン・ヌ・シャンジュ・パ』
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英語 | - 『ザ・ベリー・ベスト』
- 『ザ・スペシャル・ベスト』
- 『レッツ・トーク・アバウト・ラヴ/FALLING INTO YOU/ア・ニュー・デイ・ハズ・カム』
- 『コンプリート・ベスト』
- 『ULTIMATE BOX』
- 『マイ・ラヴ:エッセンシャル・コレクション』
- 『ザ・ベスト・オブ・セリーヌ・ディオン&デイヴィッド・フォスター』
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映像作品 | - 『ユニゾン』
- 『ラヴ・ストーリーズ・コンサート』
- 『ライヴ!』
- 『ライヴ・イン・メンフィス』
- 『オ・クール・デュ・スタード』
- 『ザ・ベリー・ベスト〜ビデオ・コレクション』
- 『オン・ヌ・シャンジュ・パ』
- 『ライヴ・イン・ラスベガス』
- 『セリーヌ・シュ・レ・プレーヌ』
- 『スルー・ザ・アイズ・オブ・ザ・ワールド』
- 『Taking Chances ワールド・ツアー:ザ・コンサート』
- 『セリーヌ・ユヌ・スール・フォワ/ライヴ2013』
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コンサートツアー | - セリーヌ・ディオン・アン・コンセール
- アンコニト・トゥルネー
- ユニゾン・ツアー
- セリーヌ・ディオン・イン・コンサート
- ラヴ・ストーリーズ・ツアー
- フレンチ・アルバム・ツアー
- FALLING INTO YOU アラウンド・ザ・ワールド・ツアー
- レッツ・トーク・アバウト・ラヴ・ワールド・ツアー
- Taking Chances ワールド・ツアー
- サンズ・アタンドレ・ツアー
- アジア・ツアー(中止)
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レジデンシーショー | |
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関連項目 | - ユーロビジョン・ソング・コンテスト1988
- レネ・アンジェリル
- テレサ・ディオン
- ニッケルズ・グリル&バー
- シュワルツ
- セリーヌ・ディオン・パーヒューム
- 『ザッツ・ジャスト・ザ・ウーマン・イン・ミー』
- 『セリーヌ』
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- カテゴリ
- ブック(英語版)
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