フルクトース-1,6-ビスリン酸

フルクトース-1,6-ビスリン酸
識別情報
CAS登録番号 488-69-7 チェック
PubChem 445557
ChemSpider 393165 チェック
KEGG C00354
MeSH fructose-1,6-diphosphate
ChEBI
  • CHEBI:40595 チェック
ChEMBL CHEMBL1089962 チェック
ATC分類 C01EB07
  • O=P(OC[C@]1(O)O[C@@H]([C@@H](O)[C@@H]1O)COP(=O)(O)O)(O)O
  • InChI=1S/C6H14O12P2/c7-4-3(1-16-19(10,11)12)18-6(9,5(4)8)2-17-20(13,14)15/h3-5,7-9H,1-2H2,(H2,10,11,12)(H2,13,14,15)/t3-,4-,5+,6+/m1/s1 チェック
    Key: RNBGYGVWRKECFJ-ZXXMMSQZSA-N チェック
  • InChI=1/C6H14O12P2/c7-4-3(1-16-19(10,11)12)18-6(9,5(4)8)2-17-20(13,14)15/h3-5,7-9H,1-2H2,(H2,10,11,12)(H2,13,14,15)/t3-,4-,5+,6+/m1/s1
    Key: RNBGYGVWRKECFJ-ZXXMMSQZBN
特性
化学式 C6H14O12P2
モル質量 340.116
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

フルクトース-1,6-ビスリン酸(フルクトース-1,6-ビスリンさん、Fructose 1,6-bisphosphate)とは、1位と6位の炭素リン酸化したフルクトース分子のことである。β-D型を持つ分子は細胞中に多量に存在する。細胞に取り込まれたグルコースとフルクトースの大部分はこの形に変換される。

解糖系

フルクトース-1,6-ビスリン酸は解糖系の中に登場し、フルクトース-6-リン酸リン酸化により生成する。続いてこの分子は、グリセルアルデヒド-3-リン酸ジヒドロキシアセトンリン酸に分解される。またこの分子はピルビン酸キナーゼアロステリック活性化因子である。

異性体

フルクトース-1,6-ビスリン酸はフルクトースの異性体に準じて、いくつかの異性体を持つが、生理的に活性型なのはβ-D型のみである。

物質
酵素